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| ターミナル |
★★★☆☆
祖国がクーデターにより崩壊して空港に閉じ込められた男のお話。
★＋１しても良いかなぁ・・・・と思うくらいでしたが・・・・
見る人によって、どこを見るか、が、かなり違ってしまう作品だと思います。
そのくらい、色々なテーマが盛り込まれていたりします。
しかし、それらがちゃんと一本の話の流れになってるところなどは、お見事でした。
この作品を嫌う人は悪意すら感じてしまうのでは、と思います。
が、好む人は、かなりのめりこむのでは・・・・
しかしこの作品の優れているところは、まぁまぁとか、うんまぁいいんじゃない、とかちょっとねぇ・・・・とか思う人も取り込めてしまってるところじゃないかな・・・と。
主軸がきちんとしてるためだと思います。
変にリアルに見えてしまうとか、ちゃんと笑いどころもあったり、ちょっとしたロマンスもあり、泣かせどころも用意されています。エンターテイメントしています。
何より、トム ハンクスがやはりうまいです。
ひとつ、ひとつのお話で、観客はどこに目を持っていくか、選択できるようになってる作りなのがお見事でした。
それらが、決してばらばらではなく、ちゃんと繋がってるようにしてあるのも良かったです。
個人的には、ロマンスのくだりはいらなかったかも・・・・と思いましたが、そこを見所にしてリアルを感じる人がいたりもするのだろうなぁというのも理解できます。
そして何よりも、あの巨大な空港のセットを作ってしまったことによって、初めて可能な、映像の作りをしていたのではないかと思います。
目を見張るようなＶＦＸとかではないのですが、なればこそ！！のカメラワーク、照明によるごまかしなどもせず、リアルに見える映像を作り出す事に成功したのかな、と思いますです。
それと、おそらくこの映画は、英語が分かる人のほうが、より楽しめたのだろうなぁと、思いました。
主人公は英語圏の人間ではないので、徐々に英語を覚えていきます。
そのことで、笑える要素があるようです。
小生、英語サ～パリなので、そこで★－１した部分もあります。
あっ、というくらいなので、泣かせよう、と一辺倒なものではなかったです。
日本ではその部分を前面に押し出したＣＭを打っていたようですが、アメリカでは、コメディー色で売っていたようです。
どちらでも納得いきますがね・・・・
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